4. 積み立てる商品によってリスクと期待リターンは異なる

想定利回りを「3・5・7%」としてシミュレーションを行いましたが、実際に得られるリターンは積み立てる金融商品や銘柄によって異なります。

例えば、投資信託を積み立てる場合、その投資信託の投資対象となる資産クラスや地域、銘柄によってリスクが異なります。

一般的に、債券よりも株式のほうがリスクが高い資産とされており、地域で見ると先進国よりも新興国などのほうがリスクが高い傾向にあります。

リスクとリターンは比例関係にあるため、ご自身のリスク許容度や投資方針に応じて投資先を選択しましょう。

5. 老後への準備は早めに

今回解説したとおり、50歳から積立投資を始めても遅くはありません。とはいえ、50歳代の方々は老後を目前に控えているので、思い立ったら早めに行動することが大切です。

シミュレーション結果からわかるように、月5万円ずつ積み立てれば1000万円以上の資産を準備できる可能性があります。

ただし、積立投資は長く続けることが重要なので、ご自身の家計状況や投資方針に合った積立額・投資先を検討しましょう。

参考資料

加藤 聖人