3. カードローンでは「年収の3分の1以上」を超える借り入れはできない
また、カードローンの利用時に知っておきたいのが、「総量規制」についてです。
総量規制とは、貸金業法で定められている借入額に対する規制を指します。
この総量規制では、貸金業者に対して「年収の3分の1を超える貸付を行ってはならない」というルールが定められています。
たとえば年収が300万円の場合、100万円を超える借り入れを行うことはできません。
「審査のときに他社での借入までは把握できないのでは?」と思うかもしれませんが、貸金業者は審査の際に「信用情報機関」から提供される情報をもとに、他社での借入状況も把握することができます。
そのため、「すでに他社で多くの借り入れがある」といった場合は、借入限度額が低く設定されたり、審査に通過できなかったりすることもあるかもしれません。
なお、この総量規制が適用されるのは、貸金業法の対象となる貸金業者から借り入れる場合のみです。
たとえば銀行は貸金業法の対象となりませんので、総量規制についても対象外となります。
とはいえ、銀行でも自主規制に基づいたルールを定めていますので、年収に対して大きすぎる借り入れは行えない可能性が高いでしょう。