2. 在職定時改正制度で年金額はいくら増える?
在職定時改正制度により、実際に老齢厚生年金がいくら増額されるのかが気になるところです。増額分は以下の計算式で求めます。
老齢厚生年金の増加額=標準報酬月額×5.481/1000×新たに反映される厚生年金保険加入期間の月数
標準報酬月額が18万円・20万円・25万円(それぞれ賞与なし)の場合の、1年間の増額分と5年間の増額分は以下のようになります。
標準報酬月額15万円
- 1年間:9865円
- 5年間:4万9325円
標準報酬月額20万円
- 1年間:1万3154円
- 5年間:6万5770円
標準報酬月額25万円
- 1年間:1万6443円
- 5年間:8万2215円
標準報酬月額が20万円の場合、1年間で1万3154円の増額が見込まれ、70歳までの5年間で条件が変更しない場合、6万5770円の増額が可能です。
標準報酬月額が高額になるほど、年金の増額幅も大きくなります。