「正社員と同じ仕事をしているのに、非正規というだけで年収が低い」と悩みを抱える人もいるかもしれません。
では、実際に正規社員と非正規社員ではどれくらい年収に差があるのでしょうか。
本記事では、先日公表された「令和5年分民間給与実態統計調査」を基に、正規社員・非正規社員の給与の違いを解説します。
過去10年間の給与推移も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 民間企業の平均給与は「460万円」で3年連続上昇へ
まずは、正社員と非正規社員を合わせた平均給与がいくらかなのか確認しましょう。
国税庁官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、過去10年の民間企業平均給与(正規社員と非正規社員計)は以下のとおりです。
1.1 平均給与の推移
年 平均給与
- 2014年 421万円
- 2015年 423万円
- 2016年 425万円
- 2017年 434万円
- 2018年 439万円
- 2019年 438万円
- 2020年 435万円
- 2021年 446万円
- 2022年 458万円
- 2023年 460万円
2023年の平均給与は460万円です。また、2020年から3年連続で平均給与は上昇しています。