1. 日本の平均年収は長年「400万円台」を維持し続けている現状

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は長い間400万円台で推移していますが、ここ10年を振り返ると、わずかながら上昇傾向が見られます。

1.1 日本の「平均年収」の推移をチェック(2014年〜2023年)

【写真1枚目/全7枚】平均給与の推移(2014年~2023年)2枚目以降/2002年と2023年の平均所得額を比較

平均給与の推移(2014年~2023年)

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

  • 2014年:421万円
  • 2015年:423万円
  • 2016年:425万円
  • 2017年:434万円
  • 2018年:439万円
  • 2019年:438万円
  • 2020年:435万円
  • 2021年:446万円
  • 2022年:458万円
  • 2023年:460万円

物価上昇が続く中で、生活が厳しいと感じる世帯も多いことから、賃金の増加を期待する声が高まっています。

では、「世帯年収」の場合も、増加傾向にあるのでしょうか。