5. FPからのアドバイス
現役世代の人たちは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で、将来、年金をどのくらい受給できるかを確認してみましょう。
そして、年金収入だけで生活ができないとなった場合、どのように老後資金を準備していくべきかを考えていきます。
「お金に働いてもらう」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
低金利の預金口座にお金を眠らせておくのではなく、お金がお金を増やす「資産運用」を指します。
資産運用と言っても、その手段やリスクの大小は様々です。
インターネットやSNSなどで「これがオススメです」と発信している記事があったとしても、それが自分にとってもベストな選択であるとは限りません。
ゴール(老後)までの年数や貯めたい金額、毎月積み立てできる金額などにもよって、最適な手段は異なります。
リスクの許容度(どれくらいリスクに耐性があるか)も重要な要素です。
様々な角度から自分に合った手段を見つけ、ぜひ自分の老後に向けて一歩行動に移してみましょう。
参考資料
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)9月分」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
荻野 樹