3. まとめにかえて
ここまで、「新NISA」の制度や特徴ついて解説してきました。
長期間、積立投資をすることで複利の効果が得られます。
具体的には、「毎月3万円の積立投資・年利3%・30年間」のシミュレーション結果として、元本1080万円で「運用益668万2107円、総額1748万2107円」になりました。
長らく低金利が続いている預貯金でお金を貯めていくことと比べ、長期的にみると大きく差が開く可能性があります。
しかし、資産運用は利益が期待できる一方で、価格変動リスクが伴います。
そのため、長期投資、分散投資を心がけることが大切です。
まずは地域の分散です。日本のみの銘柄や新興国のみの銘柄を購入するのではなく、様々な国に分散投資できるような銘柄選びが大事なポイントになってきます。
次に時間の分散です。積立投資をコツコツと行うことで価格が上がったときも下がった時も気にせず積み立てを続けることが大事なポイントになってきます。
また、資産運用の方法としては新NISAだけではなく、最近だと債券や一時払い終身保険、変額保険、個人年金などさまざまな方法があります。
資産運用の方法によってリスクやリターンの傾向が変わってきますので、家計の状況や目的に合わせて検討するようにしましょう。