2. 65歳以上「無職世帯」の消費支出の内訳

総務省の家計調査から、65歳以上・無職世帯の平均的な支出の内訳を見てみます。なお、こちらは「二人以上世帯」のデータとなります。

2.1 <65歳以上・無職世帯(二人以上世帯)の収支>

  • 消費支出:25万2928円
  • 非消費支出:3万3248円
  • 実支出:28万6176円

<消費支出の内訳>

  • 食料:7万6062円
  • 住居:1万6304円
  • 光熱・水道:2万3809円
  • 家具・家事用品:1万864円
  • 被服及び履物:5346円
  • 保健医療:1万6210円
  • 交通・通信:3万1439円
  • 教育:352円
  • 教養娯楽:2万3861円
  • その他(諸雑費、交際費等):4万8681円

消費支出の内訳を見ると、最も負担が大きい項目は「食料」となっています。

総務省が公表している2024年9月分の消費者物価指数から「食料」の指数を見ると、前年同月と比べて大きく上昇していることがわかります。

総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳

出所:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)9月分」

2.2 <総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳>

  • 穀類 +10.4%・・・・・ うるち米(コシヒカリを除く)+46.3%など
  • 生鮮野菜 +6.8% ・・・・・ トマト +12.2%など
  • 外食 +2.7% ・・・・・ 焼肉(外食)+3.8%など
  • 肉類 +4.1%・・・・・ 豚肉(国産品)+6.7%など
  • 生鮮果物 +10.6% ・・・・・ 梨 +13.4%など
  • 菓子類 +3.3% ・・・・・ チョコレート +9.8%など
  • 調理食品 +2.1% ・・・・・ おにぎり +4.9%など