病院で健康保険証を提示すると、通常は医療費の3割負担で受診できる医療保険制度。しかし、75歳以上や一部の65歳以上の方は「後期高齢者医療制度」に加入することになっています。この制度では、多くの世帯で医療費の負担割合が1割または2割に軽減されます。

後期高齢者医療制度の保険証は7月末に有効期限を迎え、8月1日に新しい保険証が交付されるしくみとなっています。

しかし、2024年12月からはマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替わる予定です。

この記事では、後期高齢者医療制度の概要や負担割合の確認方法、さらにマイナンバーカードとの一体化について解説します。

記事の後半では、後期高齢者医療制度における保険料についても詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 「後期高齢者医療制度」は毎年8月に保険証が更新

東京都の場合、通常、保険証は2年ごとに更新されます。

12月2日からマイナンバーカードと健康保険証が一体化されることに伴い、2024年8月1日に交付される保険証の有効期限は2025(令和7)年7月31日までの1年間となっています。

ただし、「自己負担割合」に変更がないかどうかは確認しておく必要があります。