3. 「国民年金・厚生年金」平均額はいくらくらい？
現在のシニアが受給している国民年金と厚生年金の平均額は、どれくらいなのでしょうか。
最新の情報をもとに確認してみましょう。
3.1 国民年金（老齢基礎年金）の受給額
〈全体〉平均年金月額：5万7584円
〈男性〉平均年金月額：5万9965円
〈女性〉平均年金月額：5万5777円
3.2 厚生年金（老齢厚生年金）の受給額
〈全体〉平均年金月額：14万6429円
〈男性〉平均年金月額：16万6606円
〈女性〉平均年金月額：10万7200円
※国民年金の金額を含みます
社会保険料や税金などが天引きされることで、想像していたよりも手取り額が少なくなることがあります。
これを踏まえて、老後に向けた資産形成を考えることが大切となってきそうです。
4. まとめにかえて
ここまで、年金の額面と手取りの関係や年金の平均受給月額について確認を行いました。
老後の年金を考える上で重要な「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」ですが、確認できる金額は手取りではないため注意が必要です。
平均月額で見ても、厚生年金では14万円台、国民年金にいたっては5万円台。こちらは手取りではないため、実際の手取り額は少なくなります。
仮に5万円の収入で生活することを考えると、厳しいと感じる方も多いのではないでしょうか。今後は年金だけで生活を行うことは厳しいと想定しておく方が良いでしょう。
年金だけで足りない場合には自分でお金の準備が必要です。自助努力とも呼ばれていますが、自分で老後のお金を準備する時代になってきています。
国も自助努力を後押ししており、NISAやiDeCoもその一環と言えるでしょう。それぞれが、税金のメリットを享受できるため人気の仕組みです。
特にNISAに関しては、2024年1月より新NISAがスタートし、注目を集めました。ただし、あくまでも資産運用のため元本保証が無い点には気を付けましょう。
商品や仕組みによって、メリットとデメリットが存在します。どのような仕組みが合うのかは人それぞれに異なるため、自分にあった仕組みを探す必要があるでしょう。
しっかりと理解して始めることが成功のポイントですから、情報収集から始めていただき、自助努力を進めるのが良いでしょう。
