3. 東京都第11区候補者・下村博文氏の基礎情報

当選9回のベテラン・下村氏は、早稲田大学教育学部卒業

1989年に東京都議会議員に初当選し、1996年に衆院選に自民党から出馬し初当選を果たしました。

内閣官房副長官、文部科学大臣兼教育再生担当大臣、自民党政務調査会長を歴任し、今回の選挙は「無所属」として出馬しています。

公約には、教育無償化や、憲法改正への強い思いを掲げています。

またひきこもり対策議員連盟会長として、不登校児やひきこもり、その家族へ向けた、デジタル技術による就業支援も盛り込みました。

4. 下村博文氏が掲げる教育費無償化について

現在、公立高校の無償化と、私立高校の実質無償化(所得制限あり)は実現されており、大学などの高等教育の就学支援制度の整備も進んでいます。

文部科学省によると、所得制限や学習意欲の有無などの条件を満たすと、授業料・入学金の免除、減額や給付型奨学金を受けることができます。

また2024年度からは、子供が3人以上いる世帯の学生や私立の理工農系学部等の学生において、世帯年収制限が約600万円まで引き上げられます。

さらに2025年度からは、子供が3人以上いる世帯の学生について、大学等の授業料・入学金を無償とすることが決まっています。

独立行政法人日本学生支援機構が発表している最新の「令和4年度学生生活調査結果」によると、奨学金を受けている大学生(昼間)は55%と半数以上。大学進学率が上がっている現代、金銭的支援の拡充が求められています。

2022年度の学校区分別奨学金需給状況

2022年度の学校区分別奨学金需給状況

出所:独立行政法人日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査」

5. まとめ

東京都第11区から出馬した、立憲民主党の阿久津幸彦氏、無所属の下村博文氏の政策を比較しました。

他候補の公約も発表されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

参考資料

LIMO編集部