生活保護の被保護者数は2024年7月時点で201万3327人おり、前年同月と比べて7365人の約0.4%減少したと厚生労働省「生活保護の被保護者調査(令和6年7月分概数)」に記載されています。
一方、申請件数は2万5235件で前年同月と比較すると、2608件増えていることが確認できます。昨今の物価高騰などの影響によって、さらに重要性が高くなっている社会保障制度が生活保護です。
今回は生活保護制度の冬季加算について解説していきます。特に寒さの厳しい地域に住んでいる方はぜひチェックしてみてください。
1. 生活保護の冬季加算とは?
冬季加算とは、生活保護を受けている世帯に対して冬季期間に支給される加算金のことです。通常の生活保護に上乗せして支給されるため、生活費の負担を軽減できます。
なお、支給期間や支給金額は地域によって異なります。寒冷度合いの区分が都道府県ごとに定められており、その区分で加算される金額などが決定される仕組みです。
基本的には寒さの厳しい地域ほど、加算金が高くなる傾向にあります。