厚生労働省の資料によると、65歳以上の者のいる世帯は全世帯の50.6%になり、このうち単身世帯が31.7%を占めます。今後も単身世帯は増えると予想される日本。

若い頃からコツコツと老後資金を貯め、優雅に老後生活を過ごしている高齢者もいれば、休むことなく毎日働き、一日一日を過ごすために必死な高齢者もいるでしょう。

PGF生命の調査では、親の資産の内容を把握していない人が約7割であることもわかりました。

世の中を生きていくために必要なもの、それは「お金」です。現役世代の収入・若い頃からの老後資金の準備によって、老後生活は左右されともいえるでしょう。

本記事では、今の70歳代おひとりさまの「年金月額」と「貯蓄額」の平均について詳しく解説をしていきます。

1. 親の資産の内容を把握していない人は約7割

PGF生命は2024年11月12日、「『おとなの親子』の生活調査2024」を公表しました。

調査は70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女を対象に行われ、親子関係に関する様々な姿が浮き彫りとなっています。

調査結果から、「親の資産の内容(種類や資産額)を把握していない」が7割であることがわかりました。

親の資産の内容(種類や資産額)を把握しているか

親の資産の内容(種類や資産額)を把握しているか

出所:PGF調べ

  • 親の資産の内容(種類や資産額)を把握している:30.3%
  • 親の資産の内容(種類や資産額)を把握していない:69.7%

収入や生活費についても把握していない人は61.5%にのぼり、たとえ親子であっても、お金のことは話題に上りにくいことがわかります。

では、実際に今の70歳代はどれほどの貯蓄があるのでしょうか。平均額を見ていきましょう。