シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は工作機械用NC装置大手の企業ファナックです。

ファナックの平均年間給与はいくらか

ファナック(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 1347.4万円と1300万円を超えています。また、従業員の平均年齢は41.5歳となっており40歳を上回っています。平均勤続年数は15.1年となっています。

ファナックの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で3495名。単体で3000人以上の従業員数がいます。ファナックでは事業の部門別に区分することが困難なため区分は行っていません。

また、連結の従業員数は7163名になっています。

ファナックではFA事業・ロボット開発・ロボマシン事業が三本柱になっています。今後もこの三本柱を中心に短期的な事象にとらわれない長期的視点に立った経営を行い、国内外の製造業の発展に貢献し永続的な企業をなるべく企業努力を続けていく方針です。

「one FANUC」を合言葉にした三本柱が一体となったトータルソリューションの提供に注目です。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部