2. 純資産総額1億円以上の割合は約2.7%
準資産総額1億円以上の富裕層と超富裕層の割合は全体の約2.7%を占め、世帯数にすると148万5000世帯です。
保有資産額においても、全体の保有資産額は1632兆円で、富裕層と超富裕層の保有資産規模は364兆円となっています。
保有資産額が全体のおよそ22%を富裕層と超富裕層が占めているとわかります。
3. 日本での富裕層は10年連続で増えている
野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産は364兆円と推計」によると、過去10年間近くにわたり富裕層が増え続けています。
富裕層と超富裕層の資産保有世帯の推移を見ていきましょう。
- 2011年:81万世帯
- 2013年:100万7000世帯
- 2015年:121万7000世帯
- 2017年:126万7000世帯
- 2019年:132万7000世帯
- 2021年:148万5000世帯
増えている要因は、株式などの資産価格の上昇により富裕層や超富裕層の保有資産の増加、さらには準富裕層の一部が富裕層に移行したためと考えられます。
次の章では、元銀行員の筆者が考える資産を増やすための工夫をお伝えします。