3. 収入アップを狙う方法

ここまで、業種別の平均給与を見てきましたが、さらなる収入アップを目指すには、どのような方法があるのでしょうか。

まず始めに、より給与の高い転職先を探したり、副業を検討するという方法が考えられます。

先ほど紹介した平均給与と比較して、ご自身の給与はどの位置にあるのかを理解し、同じ業種でもより高い給与が期待できる企業に転職する、または、業種によっても給与にばらつきがあるため、上記のランキングを参考に新たな業種を検討してみるというのも一つの手です。

このほか、2024年1月1日からは「少額投資非課税制度」である新NISAもスタートしているため、これを利用して、税金を抑えながら投資による資産運用を行ってみてもいいでしょう。

ただ、一言で投資と言っても、株式投資や投資信託、国債やFX、不動産投資など、さまざまな種類があるため、一つ一つのメリットおよびデメリットを十分に理解し、ご自身に合った投資商品を見極めた上で、余剰資金を用いて始めてみることをおすすめします。

4. まとめにかえて

今回は、日本国内の民間企業における平均年収について、業種別のランキングTOP10を紹介しました。

ランキングでは、インフラ、金融、保険業界などが上位を占めていますが、実際のご自身の給与は、同じ業界の平均と比較して多かったでしょうか、それとも少なかったでしょうか。

収入アップを狙う場合、転職や副業を検討するほか、株式投資や投資信託、国債などといった金融商品をうまく利用して資産運用を行う方法もあります。

これをきっかけにご自身の給与を改めて見つめ直し、何か新たな収入源を作ることができるかどうか、模索してみてもいいかもしれません。

参考資料

中島 翔