シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は2輪及び4輪大手の日本が世界に誇るホンダです。

ホンダの平均年間給与はいくらか

ホンダ(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 808.6万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は44.9歳となっており大きく40歳を上回っています。平均勤続年数は23.5年となっています。

ホンダの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で21,543名。単体で20,000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

  • 二輪事業:2628名
  • 四輪事業:1万8290名
  • パワープロダクツ事業及びその他の事業:625名

また、連結の従業員数21万5638名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

  • 二輪事業:4万4289名
  • 四輪事業:15万9328名
  • 金融サービス事業:2370名
  • パワープロダクツ事業及びその他の事業:9651名

4月27日の取引終了後に発表した2018年3月期の決算短信では、2019年3月期の連結業績予想で2桁減益を発表し、現在株価が軟調に推移しました。ただ、その後2019年3月期Q1決算では会社による通期の業績予想は上方修正されています。

ホンダは現在、次世代への新たなチャレンジとして「2030年ビジョン」に取り組んでいます。今後「2030年ビジョン」の展開に注目です。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部