【次の年金支給日は12月13日】厚生年金で「月額30万円以上」を受け取る人はどれくらい？高額年金を得るために必要な現役時代の年収とは

2. 【平均年金月額】国民年金・厚生年金「みんなひと月いくらもらっている？」

国民年金と厚生年金の平均月額

厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金・厚生年金それぞれの平均月額は下記のとおりです。

国民年金の平均月額は、男女全体、男女それぞれでいずれも5万円台。前項でも触れたように、満額受け取れる場合でも「6万8000円（2024年度）」です。

一方、厚生年金を受け取れる場合は、国民年金部分を含む平均月額は男女全体で14万円台。男性16万円台、女性10万円台と男女差はあるものの、平均年金月額を単純比較する限り、国民年金だけを受け取る場合よりも手厚い傾向にあることは確かであると言えるでしょう。

ただし上記はあくまでも「平均月額」。1万円未満から30万円超の幅広い受給額ゾーンに分布しており、厚生年金の受給権者どうしでも年金格差が生じていることが分かります。

先ほども触れたように、厚生年金の受給額は、厚生年金加入月数と、その期間の収入によって決まります。

男女全体の平均年金月額の約2倍となる、厚生年金「月額30万円以上」を受け取れている人は、現役時代にどのくらい稼いでいた人なのでしょうか。ちょっと気になりますね。次で詳しく見ていきましょう。