3.3 月収15万円

月収15万円の場合、社会保険料として引かれる金額は以下の通りです。

  • 健康保険料:7485円
  • 介護保険料(40歳以上):1200円
  • 厚生年金保険料:1万3725円

社会保険料として引かれる金額は、40歳未満は2万1342円、40歳以上は2万2542円でした。

以上から、月収8万8000円や月収10万円で社会保険に加入すると、扶養に入っている時に比べて手取りが少なくなる可能性があります。

4. 扶養に入る人に影響を及ぼす問題も

配偶者の扶養に入っている人に影響を及ぼす問題は「最低賃金」です。

2024年度における最低賃金の全国平均額は1055円です。2023年度に比べて51円アップしています。

最低賃金が上がると、今まで通り働いていると収入がアップしてしまうので、配偶者の扶養から外れる可能性があります。

そのため、仕事に入る時間を減らす必要性が生じます。

企業としては人員が不足する可能性もあるので、最低賃金は扶養に入る人にとって影響を及ぼす問題です。

参考資料

川辺 拓也