2.1 生活費

総務省統計局が2024年2月6日に発表した「家計調査報告(家計収支編)」によると、65歳以上で二人以上の無職世帯における生活支出は、25万2928円でした。

内訳は以下の通りです。

  • 食料:7万6062円
  • 住居:1万6304円
  • 光熱・水道:2万3809円
  • 家具・家事用品:1万864円
  • 被服及び履物:5346円
  • 保健医療:1万6210円
  • 交通・通信:3万1439円
  • 教育:352円
  • 教養娯楽:2万3861円
  • その他の消費支出:4万8681円

また、社会保険料や税金で支払う支出は3万3248円でした。以上から、平均で25万円程度が家計支出としてかかるとされています。

2.2 貯蓄

総務省統計局が2024年5月17日に発表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、65歳以上の無職夫婦世帯における貯蓄の平均額は、2504万円でした。

直近5年間では、最も貯蓄額が高い結果となっています。

65歳以上の無職夫婦世帯における貯蓄の平均額

65歳以上の無職夫婦世帯における貯蓄の平均額

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)」

内訳をみると、最も貯蓄額が高かったのは「定期性預貯金」で846万円でした。次いで「通貨性預貯金」「有価証券」「生命保険など」が続きます。

では、65歳以上の高齢者が受給している年金額も確認しましょう。