4. 給付金の該当世帯には「年金生活者支援給付金請求書」が届く
年金生活者支援給付金は申請が必要な給付金です。
年金生活者支援給付金の該当世帯へは9月1日から順に「年金生活者支援給付金請求書」が送付されています。申請しないともらえない給付金のため、必要事項を記載し、忘れずに申請しましょう。
申請手続きは、以下3ステップで完了します。
【年金生活者支援給付金の手続き方法】
- 年金生活者支援給付金請求書を確認する
- 年金生活者支援給付金請求書の太枠内を記入する
- 切手を貼ってポストに投函する
年金生活者支援給付金の申請手続きをすでに行っている場合は、2年目以降の手続きは原則不要です。
支給要件に該当せず、一度でも給付金を受け取れない状態になった場合は、再度申請手続きが必要となります。
4.1 年金生活者支援給付金請求書で「見込額」もチェックしよう
年金生活者支援給付金請求書には、申請後に支給される年金生活者支援給付金の見込額が記載されています。
請求書が届いたら見込額もあわせて確認しておくことをおすすめします。
もし、見込額の欄が「*」となっている場合は、申請審査後に「決定通知書」などでお知らせがきます。
また、請求書に記載された見込額は、毎年8月時点で受給している年金額を元に算出されています。
年金受給状況によっては、支給額が異なる場合もあることを留意しておきましょう。
5. まとめにかえて
今回は、年金生活者支援給付金について解説しました。
日本では物価上昇が続き、将来の生活への不安を抱える方が増えています。今後も物価の上昇が見込まれる中、老後に向けての準備がますます重要です。
近年、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度が登場し、個人でも資産運用を始めやすい環境が整ってきました。まずは情報収集をし、資産形成に適した商品を選んでみてはいかがでしょうか。
本記事が、皆さんの老後資産について考えるきっかけになれば幸いです。
※金額や要件などは個別の事案によって異なるので、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書の見込額(月額)の記載箇所」
- 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」
本多 奈都子