1.1 富裕層の世帯数と保有資産規模
- 超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円
- 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円
- 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円
- アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円
- マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円
富裕層の数は、右肩上がりで増え続けているというデータもあります。
では、多くの資産を有している富裕層たちは、普段どのようなものにお金を使っているのでしょうか。
次章ではラグジュアリーカードの調査データから、富裕層たちのお金の使い方について見ていきましょう。
2. 富裕層に学ぶ「賢い」お金の使い方
多くの資産を持っている富裕層は、実際にどんな使い方をしているのでしょうか?
今回はラグジュアリーカードの調査データをもとに、富裕層がどんなものにお金を使っているか見てみましょう。
調査概要は以下の通りです。
<調査概要>
【ラグジュアリーカード利用データ調査】
- 調査対象期間:2023年1月1日~2023年12月31日
- 調査対象:期間中のラグジュアリーカード(チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド)会員※人数非公開
2023年の利用金額が多かったカテゴリーTOP10は以下の結果となっています。
データによると、富裕層が最もお金を使ったカテゴリーは「レストラン・飲食店」。
2位は「バー・ナイトクラブ」でした。また、2022年にはランキング外だった「広告費」が、2023年には5位にランクイン。
ビジネスに対する支出が増えていることが見て取れます。
マーケティングへの投資が顕著なのも、富裕層のビジネスセンスを反映しています。
カード利用額の伸び率を見てみても、広告やマーケティング費が前年の4倍以上に急増。
ゲームやコミック、スポーツジムなどの娯楽にかけるお金も増えており、生活全般を充実させるための投資が重要視されていることがわかります。
富裕層はビジネスだけでなくプライベートでも、自分の生活を豊かにするための支出を惜しまないということなのでしょう。