「投資」は大人の社会人、さらに裕福な人がやるもの。そのようなイメージはありませんか。

最近は、若い世代も投資に対する関心が高まっているようです。

今回は、WeCapital株式会社による「Z世代の投資意識」に関する調査結果をもとに、〈Z世代で投資している人の割合〉や、〈投資をはじめようと思ったきっかけ〉〈投資未経験者が興味ある投資商品〉などについて見ていきます。

「新NISA」の特徴についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. Z世代で投資している人の割合は?

1996年~2009年生まれの「Z世代」。「投資をしている人」や「投資をしたことがある人」はどれくらいいるのでしょうか。

1.1 「Z世代の投資意識」に関する調査

  • 調査期間:2024年1月9日(火)~2024年1月10日(水)
  • 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
  • 調査人数:①投資経験がある方:505人/②投資経験がない方:505人
  • 調査対象:調査回答時にZ世代(15〜28歳/1996年~2009年生まれ)の方で①投資経験がある方/②投資経験がない方であると回答したモニター

投資経験者・投資未経験者|Z世代の「投資意識」に関する調査結果

投資のアンケート

出所:WeCapital株式会社「Z世代の投資意識」に関する調査

あなたが投資している/したことのある投資商品は何ですか?(複数回答可)

  • 株式投資:52.3%
  • 投資信託:49.1%
  • 新NISA:42.0%
  • iDeCo:14.7%
  • 仮想通貨:12.3%
  • 債券:10.3%

あなたが知っている/理解している投資商品は何ですか?(複数回答可)

  • 特にない:56.6%
  • 株式投資:26.1%
  • 新NISA:21.8%
  • 仮想通貨:18.2%
  • 投資信託:16.2%
  • FX:15.8%

「あなたが投資している/したことのある投資商品は何ですか?(複数回答可)」 という質問に対して、「株式投資(52.3%)」と回答した方が最も多く、次いで「投資信託(49.1%)」「新NISA(42.0%)」と続きました。

株式投資は親世代からよく耳にしている印象です。なかには、「親が株主優待券を持っている」という方もいるのではないでしょうか。

新NISAとは、「少額投資非課税制度」のことです。2024年から新制度が開始され、様々な場所で聞かれるワードになっています。

「投資信託(ファンド)」とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

どの投資信託にするのか自分で選ぶ必要がありますが、運用は専門家が行ってくれて、少額から投資ができるため、初心者が参加しやすい資産運用のひとつと言えるでしょう。