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(初公開日:2024年10月7日)

10月15日は年金支給日ですね。

私がFPとしてお客様とお話をしていると、「年金支給日が待ち遠しい」とおっしゃる方が多いんです。

特に支給日になると、ATMに行列ができている光景をよく見かけます。それだけ年金が皆さんにとって大切な収入源であることが分かりますよね。

老後に安定した生活を送るためには、年金がどれほど大切な役割を果たすか、実感されている方も多いと思います。しかし、年金がいくら支給されるのかをきちんと把握できているでしょうか?

受給額を知っておくことは、老後の生活設計を具体的にイメージするためにも非常に重要です。

実際に現役のシニア世代がどれくらい年金を受け取っているのか、一緒に確認してみましょう。

【注目記事】10月から「厚生年金や国民年金」の手取り額が変わるかもしれない理由

1. 公的年金の仕組みとは?「国民年金・厚生年金の特徴をチェック

公的年金、つまり国民年金と厚生年金の仕組みについて、まずはざっとおさらいしておきましょう。

日本の公的年金制度は、「2階建て」の構造になっています。

【写真全10枚中1枚目】厚生年金と国民年金の仕組み、2枚目から「年金の平均月額一覧表」をチェック!

厚生年金と国民年金の仕組み

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成

1.1 国民年金:1階部分

国民年金は、日本に住む20歳から60歳までのすべての人が原則的に加入しなければならないものです。

保険料は一律で、40年間しっかり納めれば満額を受け取れるという仕組みです。

1.2 厚生年金:2階部分

2階部分の「厚生年金」は、会社員や公務員、あるいは特定の事業所で働くパートさんたちが対象です。

収入に応じて保険料が変わるので、月々の負担が異なるのが特徴です。また、厚生年金は加入期間や納付額によって受給額にかなり差が出るのもポイントです。

最近は物価も上がってきているので、公的年金だけで生活するのは厳しいと感じる方も多いでしょう。

「年金だけじゃ心もとない」ということで、個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)を始める人もいると思います。

厚生年金については、現役時代の保険料や加入期間が受給額に影響するので、しっかり確認しておくことが大切です。

では次に厚生年金の平均月額を年齢別に見ていきましょう。