決断力がある人とない人の違いとは?決断力を鍛える方法をお教えします

はじめに

人生では様々な場面で決断を迫られることがあります。そんな時に迷わずパッと決断をすることができればいいのですが、なかなか決断ができないという人もいるでしょう。

決断するタイミングを誤ると損をしたり、チャンスを逃してしまうことがあります。いざというときに早く適切な決断ができるように、決断力を鍛えてみませんか。

この記事では決断力の必要性や決断力のある人の特徴を説明するとともに、決断力の鍛え方をお教えします。

目次

1. そもそも決断力とはどんな能力?
2. 決断力がある人にはどんな特徴がある?
3. 決断力がない人にはどんな特徴がある?
4. 決断力は本当に必要?
5. 決断力が必要とされる人は誰?
6. 今日からできる!自分で決断力を鍛える方法
7. 決断力を鍛えるために本を読もう

1. そもそも決断力とはどんな能力?

決断力とは、自分の意志を決定する能力です。何か迷った時に、自分の意志をはっきりいえる人であれば、決断力があるといえるでしょう。

決断に必要な二つの能力

決断には、「判断」と「覚悟」の2つが必要になります。頭の中では「こっちのほうにメリットがある。」と判断できていても、それを実行する覚悟がないと、決断には至りません。

判断力と覚悟の両方があって初めて、決断力が生まれるのです。

決断にはリスクがつきもの

決断力の「決断」には、その文字が示すように「断ち切る」という意味があります。つまり、いくつかある選択肢のうち、ひとつを残してあとは切り捨てるということです。そしてそれぞれの選択肢を切り捨てることには、大なり小なりリスクがつきまといます。そのため、不確定要素の大きい場面では、人はどうしても決断ができなくなります。

伴うリスクが大きくなればなるほど、決断には、より強い覚悟が必要になります。

なかなか決断できない人がいる一方、どんな場面でも即座に決断できる人がいます。そのような人は、失敗を恐れず、迷いを捨てて前に進む覚悟があるからこそ、大事な場面でもすぐに決断できるのでしょう。ただ、その決断力は、すぐに身につくものではありません。日頃の経験を通して、地道に身につけていく必要があります。

2. 決断力がある人にはどんな特徴がある?

失敗を恐れない

決断力のある人の最大の特徴は、「失敗を恐れない」ことでしょう。このような人は、「失敗しても自分が成長できる」というようなポジティブな考えと、仮に失敗したとしても、その失敗を乗り越える柔軟さを同時に持ち合わせていることが多いようです。このため、失敗に対する心理的ハードルが低く、スムーズに決断できるのではないでしょうか。

他人の目を気にしない

決断力のある人は、他人の目をあまり気にしないようです。他者からどう評価されるかということより、自分の意志を貫き通すことを尊重するため、すぐに決断ができるのでしょう。

こだわりすぎない

決断力のある人は、意外に「こだわりすぎない」という特徴もあるようです。自分のこだわりを持つことは大事ですが、こだわりが強すぎると、正しい判断基準がわからなくなったりして、結局決められなくなってしまいます。こだわりすぎないことが、スピーディな決断につながっているということなのでしょう。

目的意識や優先順位がはっきりしている

決断力がある人は、自分の目的意識や優先順位がはっきりしている人であることが多いようです。こういう人は、自分がどうしたいのか、何を優先するべきかなど、常に頭の中がスッキリと整理されているので、選択をしなければいけない場面になると、すぐに決断ができるのでしょう。

自分の意思をしっかりもっている

決断力のある人は、しっかりとした自分の意志を持っている人ともいえるでしょう。ゆるぎない自分の軸を持っているからこそ、大事な場面ですぐに決断ができるのかもしれません。

できることから考える

決断力がある人は、日頃からできない理由ではなく、できることから考える習慣があるようです。決断によって全てが決まるという訳ではなく、どの道を選ぶにしても、そのあとの自分の行動が大事だということをよく理解しているため、決断する際のプレッシャーも低いのでしょう。

3. 決断力がない人にはどんな特徴がある?

明確な判断基準がない

決断に迷う人には、自分自身の中に明確な判断基準がないことが多いようです。問題が起きた時や、人からお願いをされた時に、これという判断基準がないため、考えても答えが見つからず、決断する際に立ち往生してしまうのでしょう。なお、このような人は「保留」という決断を選びやすい傾向にあります。ただ、保留を選択しても、新しい判断材料が出てこない限り、結局なかなか決断ができないという悪循環に陥ってしまうことがほとんどのようです。

自分の意見がない

決断力のない人は、自分の意見を持っていないことが多いようです。自分なりの意見がないと誰かの意見に流されて、決断まで任せてしまうことが多くなります。それが当たり前になってしまうと、最終的に他人任せのほうが楽だという考え方になり、自分一人では何も決められなくなってしまうのでしょう。

こだわりが強い

決断力のない人には、自分なりの「こだわり」が強すぎる人が多いようです。自分のこだわりに固執しすぎるあまり、それが足かせとなってすぐに決断ができなくなってしまうようです。

周りの目を気にしすぎる

決断力がない人は、周りの目を気にする傾向があるようです。つまり、人にどう思われているかが気になり、決断を先延ばしにしてしまうのです。「間違った決断をしたら周りの人に何をいわれるだろう」「誰かが代わりに決断してくれればいいのに」という姿勢が、決断を妨げてしまうのかもしれません。

4. 決断力は本当に必要?

人生は決断の連続です。「何を食べるか。」「何処に行くか。」といった、日常生活の中の些細な決断もあれば、結婚や転職など人生を大きく変えてしまうような決断もあります。些細なことであれば、決断を誤っても後悔することは少ないかもしれませんが、自分の人生を決める大きな決断ともなれば、そうはいきません。

以下、決断に関するエピソードをいくつかみてみましょう。

結婚の決断

32歳男性です。8年交際した彼女がいました。交際して3年目ぐらいに彼女から結婚を匂わす発言をされましたが、ちょうど仕事が面白くなってきたころで、結婚に踏み切る気分になれず、決断を保留したのです。結局そのままダラダラと交際を続けた結果、彼女が30歳目前というときになって、別れを切り出されました。彼女はそのあとすぐに別の男性と結婚したそうです。最近、仕事が落ち着き、家で待っていてくれる人がいればと思うことが多いのですが、それと同時に「あの時決断しておけば…。」という後悔の念にさいなまれます。

転職の決断

34歳女性です。ずっと挑戦したい職種があったのですが、「後輩が育ってから」「転職活動中の生活費を貯めてから」などの理由で、転職を先延ばしにした結果、この年齢になってしまいました。ようやく転職活動をしようかと、いろいろ調べ始めていますが、希望する職種の募集には、「若手の人材育成のため、35歳までの募集」と銘打っているところが多く、採用が厳しそうです。「なぜ早く決断しておかなかったのか。」と悔やまれてなりません。

このように人生の転換期でチャンスを逃さないためにも、決断力は非常に重要なものといえます。人生が決断の連続だからこそ、普段から決断力を磨いておくことで、ここぞという時に適切な選択ができるようになるのではないでしょうか。

5. 決断力が必要とされる人は誰?

社会人になると誰もが決断力が必要となる場面があるものですが、特に仕事や職場で決断力が必要とされているのは、社長などの経営トップ陣に加え、部長、課長など各部署やプロジェクトを率いるリーダーではないでしょうか。チームを率いていく立場にある人には、決断力がなければ困る場面がたくさんあります。

リーダーが決断を誤るとチーム全体の損失につながり、当然ながらメンバーからも信頼を失うことになります。また、優柔不断なリーダーだと、この人についていっていいのだろうかと不安に思われるかもしれません。メンバーに不信感を持たれてしまうと、リーダーはチームを動かすことが難しくなります。

リーダーが正しい決断を下すことで、チームはいい方向に進み出します。ひいては、結果的に会社の成長にもつながります。このように、リーダーに決断力があるかないかによって、組織や会社の成長スピードにも大きな差が生まれていくことから、リーダーには決断力が求められるといえるでしょう。

6. 今日からできる!自分で決断力を鍛える方法

常に情報収集をする

決断力を鍛えるためには、視野を広く持って日々情報収集することが大事です。特に組織のリーダーや会社の経営者は、常にアンテナを張って多くの情報に触れておいたほうがよいでしょう。というのも、日頃から経済状況や業界の動向を把握しておくことで、ここぞというときにすみやかに決断ができるからです。

状況判断の根拠となる情報を十分に集めておくことは、決断までの時間短縮に大いに役立つことでしょう。

決断を先延ばしにしない

決断力を高めるためには、決断を先延ばしにしないようにしましょう。「検討する」「行けたら行く」といった、一旦決断を先延ばしにする言葉を使わないようにすることも大切です。というのも、このような曖昧な返答をすることで、せっかくのチャンスを逃すこともあるからです。

このような言葉を使わないように努めるだけでも、決断力のアップが期待できます。

締め切り日を決める

決断をする日(締め切り日)を決めることも効果的です。このとき、漠然と日にちを決めるのではなく、物事の全体をしっかり把握した上で、「●日後なら結論が出るのではないか。」と予測し、期日を設定するようにすると、次第に決断ができるようになります。

日頃から期日を決める習慣をつけておくことも、決断力アップには有効でしょう。

まずは小さな決断から

大きな決断をすることが難しいのであれば、日常生活の中で意識的に小さな決断をすることで練習してみましょう。普段無意識にやっている「ランチのメニューを選ぶ」「着ていく洋服を選ぶ」といったことで構いません。自分で意識して決断することに慣れてきたら、今度は決断するスピードを早くするのです。

小さな決断の積み重ねが、スムーズに決断できる力へとつながることでしょう。

7. 決断力を鍛えるために本を読もう

決断力を鍛えるのにおすすめなのは、決断力を高めることを目的とした自己啓発本を読むことです。こういった自己啓発本には、著者の人生哲学が語られていることが多く、特に辛い判断を迫られた時や自分に迷いが生じた時に、どのように考え決断したかというときの葛藤が書かれていることもあります。自分が同じ立場に置かれていた場合などは、大きな勇気をもらえることがあります。

また、決断力を高めることを目的とした自己啓発本には、よりよい決断をするためノウハウやコツが詰まっています。この記事で説明した内容以外にも、決断力を高めるための様々なヒントをあたえてくれることでしょう。

決断力を高めることを目的とした自己啓発本を読み、自分が共感できる内容だったときは、書かれている内容を実生活で実践してみるのもよいでしょう。決断力アップに役立つかもしれません。

また自己啓発本以外の本についても、読むことで様々な知識を得ることができ、現実にはできない経験を擬似体験することが可能です。こういった知識や疑似体験が、決断に必要な情報収集につながることもあります。

おわりに

決断力は、すべての人に必要とされるスキルです。決断一つで人生が変わってしまうこともありますから、このスキルを甘く見てはいけません。

ただ、決断力は一朝一夕で身につくものではありません。日頃から決断力を磨き続ける努力が必要でしょう。自分が優柔不断であると思う人は、日頃から情報収集をする、本を読むなど、決断のために必要な判断材料を積極的に集めておくようにするだけでも、心持ちが変わります。

より良い将来のためにも、決断力を鍛えて、大事な場面での決断に備えてみましょう。

LIMO編集部

参考記事

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LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。