3.3 【80歳代 一覧表】国民年金の平均月額
- 80歳:国民年金5万5413円
- 81歳:国民年金5万5283円
- 82歳:国民年金5万7003円
- 83歳:国民年金5万6779円
- 84歳:国民年金5万6605円
- 85歳:国民年金5万6609円
- 86歳:国民年金5万6179円
- 87歳:国民年金5万6030円
- 88歳:国民年金5万5763円
- 89歳:国民年金5万5312円
国民年金は保険料が一律であり、個人差があまり生じにくいことから、平均受給月額がいずれも5万円台となっています。
現役時に加入していた年金タイプや加入期間、保険料などによって受給額に違いが出るため、ご自身の年金見込額についてはねんきん定期便やねんきんネットなどを確認しましょう。
4. 安心した老後生活を送るために
今回は年金生活者支援給付金と、60歳・70歳代・80歳の年金事情についてみていきました。
年金生活者支援給付金の請求書は9月から順次発送されるので、対象となる方は忘れずに申請を行いましょう。
今回確認した「厚生年金・国民年金」の受給額ですが、人によって異なるため、あくまでも概算程度で見ていただくといいでしょう。
厚生年金部分については、現役時代の働き方や収入によっても異なるので、今のうちに自分が受け取れる年金額を確認することが大切です。
少子高齢化が進行している日本なので、今の年金水準がずっと続くとは限らないということも考慮していけるといいですね。
ここまで、老後生活では年金だけに頼る生活は現実的に難しいということがわかったかと思います。
もちろん、年金だけでも生活ができるという方も中に入るかもしれません。ただ、年金制度が今のまま続けばという前提のもとです。そこで、今注目をされているのが「資産運用」の活用です。
例えば「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「NISA」など、国が後押ししている、税制優遇を受けながら資産運用できる制度があります。
もちろん資産運用はリスクも伴いますが、計画的に活用できれば心強い味方になってくれることでしょう。
また、資産運用は基本的に長期間で考えていくものなので、老後生活が始まる前の現役時代から、貯金と併用しながら活用できるといいですね。
5. まとめにかえて
資産運用の方法は、今の時代さまざまです。そこで大切になるのが、自分に合っている資産運用を選択できているかです。
リスクの度合いも考え方も異なるので、まずは知ることから始めてみるといいかもしれません。
老後ゆとりのある生活を迎えるためにも、今のうちからできることを始められると、将来への不安も少なくなっていくことでしょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 公益財団法人生命保険文化センター「老齢年金生活者支援給付金について知りたい」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
大庭 新太朗