1.2 【所得割が非課税】
- 35万円×(本人・同一生計配偶者・扶養親族の合計人数)+42万円以下(同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合)
- 45万円以下(同一生計配偶者及び扶養親族がいない場合)
当年の所得状況ではなく、前年の所得を基に決定する点に注意しましょう。
なお、前年の所得は源泉徴収票や確定申告書で確認できます。
2. 住民税非課税世帯の年代別割合
厚生労働省の「令和5年国民生活基礎調査」によると、年代別の住民税非課税世帯の割合は以下のとおりでした。
- 29歳以下:32.7%
- 30歳代:11.9%
- 40歳代:10.0%
- 50歳代:13.5%
- 60歳代:21.6%
- 70歳代:35.8%
- 80歳代:52.5%
年代が上がるにつれて、住民税非課税世帯に該当する割合が高くなっていることがわかります。特に、80歳代になると半数以上が住民税非課税世帯です。
一般的に、高齢になるほど就労により収入を得ることが難しくなり、収入を年金に依存します。
収入を得る手段が限られることで、住民税非課税世帯に該当する割合が増えると考えられるでしょう。