5. 平均的な年金受給額のまとめにかえて

これまで、年金の仕組みや年代別の公的年金受給額を詳しくみてきました。

筆者は普段から、さまざまな年代からの相談を受けていますが、多くの方が「老後生活への不安」を話されます。

裏を返すと公的年金のみだけだと、老後の生活が不安という方が多いということでしょう。

具体的に、将来の目標額を算出すると公的年金のみだと老後の生活資金が不足するという結果になる方が多くなります。

そのため、貯蓄や運用をしようかといった考えになる方もいます。

今年から新NISAがはじまり、一昔前に比べて資産運用に関する情報収集もしやすくなりました。

一方で、資産運用においてはメリットばかりが先行きして、肝心な資産運用においてのデメリット(リスク)について見落とししている方も実際にいます。

資産運用は長期的にリスクと付き合っていく必要があるため、良い情報だけにとらわれず、しっかりとリスクにも目を向けていくことが大事な考え方になります。

また、金融商品はNISAだけではないので、「リスク分散」という観点からどの資産運用の方法が自身に合っているか見ていくとよいでしょう。

参考資料

入慶田本 朝飛