年に1回、誕生月になると「ねんきん定期便」が送られてきますが、何が書いてあるのかよく分からず確認しないまま保管している人もいるのではないでしょうか。

ねんきん定期便には、年金に関する情報が記載されています。将来の主な収入源となることを考えると、しっかり確認しておくことが重要です。

そこで本記事では、ねんきん定期便の見方や、必ずチェックしておきたい項目について解説していきます。

ネットから年金情報を確認する方法も紹介しているため、あわせて参考にしてください。

1. 「ねんきん定期便」とは?

「ねんきん定期便」とは、毎年誕生月に送付されるもので、保険料納付の実績や年金見込額など、年金に関する情報が記載された封書もしくはハガキを指します。

【写真全6枚】1枚目/ねんきん定期便の見本(50歳未満)、2枚目/ねんきん定期便の書式や通知内容1/6

ねんきん定期便の見本(50歳未満)

出所:日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」

なお、ねんきん定期便は、年齢によって送付形式が異なっており、「35歳、45歳、59歳」の人には封書、それ以外の人にはハガキ型の定期便が届きます。

通知内容も年齢によって異なりますが、次章では一例として「50歳未満(35歳・45歳以外)」のねんきん定期便の見方を確認していきましょう。

2. 50歳未満(35歳・45歳以外)のねんきん定期便の見方

ハガキ型のねんきん定期便の場合は、「裏面」と「表面」に年金に関する情報が記載されています。

本章では、表面・裏面それぞれの確認したい項目を見ていきます。

2.1 【表面】ねんきん定期便の必ずチェックしておきたい6つの項目

ねんきん定期便の表面で必ずチェックしておきたい項目は下記6つです。

  • a:照会番号:年金に関する問い合わせをする際に使用する番号
  • b:これまでの加入実績に応じた年金額(昨年):昨年お知らせした年金額を表示
  • c:これまでの加入実績に応じた年金額(今年):「ねんきん定期便」の作成時点の年金加入実績に応じて計算した年金額を表示
  • d:国民年金(第1号・第3号)納付状況:納付済の期間や未納、猶予などを記載
  • e:加入区分:加入している年金区分を表示(例 厚生年金保険、厚生年金基金など)
  • f:標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額:厚生年金額を決定するための金額

2.2 【裏面】ねんきん定期便で必ずチェックしておきたい5つの項目

次に、ねんきん定期便の裏面で必ずチェックしておきたい項目は下記5つです。

  • h:これまでの保険料納付額(累計額):年金保険料の納付合計額が年金の種類別に表示
  • i:これまでの年金加入期間:年金の種類別に加入期間を表示
  • j:これまでの加入実績に応じた年金額:表面に記載されている「これまでの加入実績に応じた年金額」の内訳
  • k:お客様へのお知らせ:状況に応じて年金に関する個別の情報を表示
  • l:ねんきんネットへのアクセスキー:ネットで年金情報を確認する際に必要なアクセスキー

以上が、ねんきん定期便が届いたら確認したい11つの項目となります。

なお、ねんきんに関する情報は、定期便以外にもネットから確認も可能です。

3. ネットから年金情報が確認できる「ねんきんネット」とは

「ねんきんネット」は、年金記録の確認といった、年金に関する情報の閲覧や手続きなどを行えるサービスです。

ねんきん定期便の場合、年に1回誕生月のみ送付となりますが、ねんきんネットを利用すれば、24時間いつでも年金記録を確認できます。

「ねんきんネット」を利用する場合、事前に登録が必要となります。

先ほど紹介した「ねんきん定期便」の裏面に記載された、ねんきんネットへのアクセスキーを使用してユーザーIDを発行申込すれば、即時にユーザーIDの取得が可能です。

また、マイナンバーカードを保有している場合は「マイナポータル」と連携して利用することで、年金情報が確認できます。

4. 自分が将来いくら年金を受け取れるのか事前に確認しておこう

本記事では、ねんきん定期便の見方や、必ずチェックしておきたい項目について解説していきました。

ねんきん定期便には、老後の主な収入源となる「年金」の情報が記載されているため、老後の生活設計をするためにも、今のうちからご自身の年金見込額を把握しておくことが大切です。

「ねんきん定期便を失くしてしまった」という方は、パソコンやスマートフォンから「ねんきんネット」で確認ができるため、こちらを利用してみることをおすすめします。

参考資料