3. 絶滅の恐れのある野生生物を保護するために定められた規制

オコジョに関するエピソードが話題となったことに関連し、ここからは絶滅のおそれがある野生生物の保護に関する規制などを紹介します。

絶滅のおそれのある野生動植物の種を無秩序な採取・乱獲などから保護するための条約に、「ワシントン条約」があります。ワシントン条約では、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取引を規制しています。

また日本国内では「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(通称、種の保存法)」により、絶滅のおそれがある野生生物の「国内での取り扱い」を規制しています。平成25年には「罰則の大幅強化」といった改正がおこなわれました。

ちなみに、違法な取引・捕獲に対する罰則については以下の通りとなっています。

  • 違法な譲渡捕獲輸出入:個人の場合は5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、法人の場合は1億円以下の罰金
  • 違法な陳列広告:個人の場合は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、法人の場合は2000万円以下の罰金

4. 山小屋での日々の出来事を発信中

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「山小屋に現れたオコジョ」を紹介しました。

普段は山小屋のスタッフとして活躍されているという、投稿主の「@yamanuts3193」さん。取材の最後、山小屋で働こうと考えた経緯について聞いてみると、「山小屋で働こうと思った経緯は、学生時代ワンダーフォーゲルの時に南アルプスの山々を縦走し、その時に山小屋でお米を分けて頂いた事があり、その時の恩返しがしたく昨年は北岳の山小屋で働いておりました」

「昨年も南アルプスの北岳の山小屋、今年は南アルプスのまた別の山小屋で働きたいと思っていた所、千枚小屋の管理人がXでスタッフを募集しており、詳しく話を聞いてみると自分と同じ京都出身で年齢も近かった為、面白そうだなと思い、今年度は千枚小屋でお世話になっております」と話す@yamanuts3193さん。

来年は登山が盛んな台湾の山に挑戦を考えているそうで、「現在お付き合いさせて頂いている方も別の山小屋で働いており来年2人で貯金したお金で台湾に行ければと考えております。私自身は中国に2年ほど留学の経験があり、中国語であれば多少話せるため、台湾に行きたいと思うようになりました」と話してくれました。

今回ご紹介した写真のほかにも、Xでは日々の山小屋での出来事を投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

小野田 裕太