10月15日は2か月に一度の年金支給日です。

なお、この10月から「年金生活者支援給付金」を受け取れる方には、請求書(はがき型)が順次送られています(初回の支給は12月)。

年金生活者支援給付金は、年金収入や所得が一定基準を下回る人に支給されます。

今回は、そんな年金生活者支援給付金の対象者や給付金の目安額、さらには年齢別の平均月額を見ていきます。

さらに、今の60歳代、70歳代、80歳代の人たちが実際にどれくらいの「老齢厚生年金」や「老齢基礎年金」を受給しているのかもあわせてみていきましょう。

1. 【年金生活者支援給付金】対象者とは

「年金生活者支援給付金」の対象者は、種類ごとに以下のとおり定められています。

年金生活者支援給付金制度について年金生活者支援給付金制度について

出所:厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」

1.1 老齢年金生活者支援給付金の対象者

  • 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
  • 同一世帯の全員が市町村民税非課税
  • 前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は88万9300円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は88万7700円以下(※2)

※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で78万9300円を超え88万9300円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で78万7700円を超え88万7700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。