【年金一覧表】10月15日の年金支給日迫る！【厚生年金・国民年金】60歳～89歳の平均月額はどのくらい？でチェック「老齢年金生活者支援給付金」の対象者・給付基準額はいくらか？

3. 【国民年金】「60歳～89歳」平均年金月額はいくら？

ここまで、厚生年金と国民年金の両方を受給している、60歳～89歳の平均年金月額を確認しました。

厚生労働省年金局による「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、60歳～89歳が受給している国民年金の平均月額を見ていきます。

60歳代：国民年金平均年金月額

70歳代：国民年金平均年金月額

80歳代：国民年金平均年金月額

※60歳～64歳で国民年金を受給する場合、「繰上げ支給」となり減額されます。

会社員や公務員が受給する「厚生年金と国民年金」を合わせた平均年金月額は約14万円～16万円台でしたが、国民年金のみを受給する場合、平均年金月額は約5万円台となっています。

平均年金月額を比較すると、国民年金のみに加入していた方は、厚生年金（国民年金含む）に加入していた方と比べ、年金の平均月額が約10万円少ないことがわかりました。

物価高が続いていることもあり、厚生年金（国民年金含む）平均月額約14万円～16万円、もしくは国民年金・平均月額約5万円のみで、老後を過ごしていくことは厳しいのではないでしょうか。

そこで政府は、老齢年金・障害年金・遺族年金のいずれかを受給していて、公的年金などの収入金額やその他の所得が一定基準以下となる方へ向けて、2019年から「年金生活者支援給付金」を支給する取り組みを行っています。

次章では、「老齢年金生活者支援給付金」について詳しく見ていきます。