過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2022年10月19日) |
10月に入り、だいぶ秋らしくなりましたね。
穏やかな陽気と「味覚の秋」を思う存分楽しみたいところですが、肌寒くなる日が増える季節でもあります。
早くも冬に向けて光熱費が気になり始めた方もいるでしょう。
光熱費や食費などの値上げが、家計にダイレクトに響くいま。特に「年金」を収入源としているシニア層では、大きな不安を感じる世帯も多いはず。
今回は老後の収入源である「年金」について考えていきましょう。
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1. 日本の年金制度について
さいしょに「年金」の基本的なしくみについてお話をしていきます。
日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2階建ての制度が採用されています。
この「国民年金」と「厚生年金」には大きな違いがあります。しっかりとチェックしていきましょう。
1.1 国民年金(1階部分)
加入できる条件
- 加入対象:原則、日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料:一律(年度ごとに見直しが行われます)
- 年金額:満額77万7792円(※)✕調整率(※令和4年度の年額。480カ月に未納期間がある場合は差し引かれます。)
1.2 厚生年金(2階部分)
- 加入対象:主に会社員、公務員など
- 保険料:報酬比例制(毎月の報酬により決定)
- 年金額:加入期間や納付保険料により決定(※国民年金に上乗せで支給されます。
このように「国民年金」と「厚生年金」のしくみには、大きな違いがあることがわかりますね。