2. 主要な移動平均線を回復し目線は上へ

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線に重なるような状況になっており、方向感が出しづらいところでした。

週初23日は秋分の日の振替休日で、先週の営業日は4日間でした。連休明けの24日は短い陰線となりながらも、25日線、200日線は維持していました。翌25日にも動きは少ないながらも、両移動平均線を割りませんでした。週末には窓をあけて上昇して寄り付くと、大きな陽線となり、75日線も回復しました。

今後はどのような展開になるでしょうか。チャートの形は悪くありません。25日線、75日線、200日線という主要な移動平均線を奪回しました。さらにいずれも上昇しています。直近の戻り高値である9月2日の高値(3万9080円)も大きく超えました。ここを超えると、7月11日の最高値(4万2426円)まで目立った節がないことから、するすると上昇する可能性があります。上目線でついていきたいところです。

逆にここから若干の調整があるとしても、心理的節目となる3万9000円、75日線(3万8500円)あたりで押し目買いが入りそうです。このあたりからの反発狙いでもいいでしょう。

チャートの形は悪くありません。25日線、75日線、200日線という主要な移動平均線を奪回しました。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃