「銀行からの電話」に不安を感じたことはありませんか?突然の電話に、詐欺かもしれないと疑ったり、何か問題があるのではと心配になることもあるでしょう。

金額にかかわらず、銀行に入金した後に電話がかかってくる理由は多岐にわたります。

この記事では元銀行員の筆者が、銀行が個人客に電話をする複数のケースと、その際に対応すべき最適な方法について解説します。

この記事を読んで、電話があった際にいつでも慌てず対処できる方法を身につけませんか?

1. まず疑う:電話の正当性を確かめる

銀行からの電話を受けた際には、まずその正当性を疑い、詐欺の可能性を考慮することが重要です。

銀行の職員が電話で暗証番号やカード情報を聞き出すことはありません。

ただし、本人確認を目的とした氏名や生年月日等をお伺いすることはありますので、個人情報を求められた場合は慎重に対応しましょう。

【写真全2枚中1枚目】「個人情報とは?」、疑わしい取引の通知件数は増えてる?2枚目でチェック

個人情報とは?

出所:政府広報オンライン「「個人情報保護法」を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは?」

電話番号が本当に銀行のものであるかどうか、公式サイトや銀行の連絡先で確認することが効果的です。

また不審な電話を受けた場合、すぐに情報を提供せずに一度電話を切り、公式の銀行窓口に直接問い合わせることが安全です。個人情報を安易に提供しないことで、詐欺のリスクから身を守ることができます。

いまだ銀行員を名乗る「還付金詐欺」や「キャッシュカードの交換」を名目にした詐欺は多発しています。電話の内容に不安を感じた際は必ず発信元を確認するようにしましょう。