2. 20歳代で生命保険に加入するメリット
20歳代のうちから生命保険に加入すると次のようなメリットがあります。
2.1 若いうちに加入するほど保険料が安い
生命保険は、保障内容や期間が同じ場合、契約年齢が若いほど保険料が安い傾向があります。たとえば、死亡保険金1000万円で10年満期の定期保険に、男性が25歳・35歳・45歳で加入した場合の保険料を比較してみましょう。
A生命保険
- 25歳:943円
- 35歳:1378円
- 45歳:2829円
B生命保険
- 25歳:910円
- 35歳:1340円
- 45歳:2780円
このように、同じ保険金額・保険期間でも、加入年齢によって保険料が異なります。
なお、定期保険は保険期間満了時には更新され、更新時の年齢に応じた保険料に再計算される点に注意が必要です。しかし、終身保険なら契約当初の保険料がずっと変わらないため、20歳代のうちに加入して、安い保険料のまま払い込み続けることが可能です。
2.2 保険の選択肢が多い
生命保険に加入する際には、現在や過去の健康状態について申告しなければならないという、「告知義務」があります。
告知した結果、「健康状態に問題がある」と判断されると、保険料が高額になったり保障が制限されたりする可能性があります。保険商品によっては、加入できないこともあるのです。
しかし、20歳代のうちは健康状態に問題ない方が多く、制限を受けずに保険商品を選びやすいです。
2.3 資産形成に役立つ
生命保険には、保険料が掛け捨て型のものと貯蓄型のものがあり、貯蓄型の生命保険に加入すると、保障を付けながら資産形成することが可能です。貯蓄型の生命保険としては、終身保険や養老保険、個人年金保険などがあげられます。
例えば終身保険では、亡くなったときには死亡保険金が支払われるほか、中途解約した際には、解約返戻金としてまとまった金額が受け取れることがあります(※)。
※経過年数が浅い場合や契約内容によっては、解約返戻金がほとんど支払われないケースや、払込保険料よりも下回るケースがあります。