3. 過去には高齢者向け給付金として3万円の給付も
昨今の物価高もあり、住民税非課税世帯等への現金給付などが行われていますが、実は以前にも様々な給付金が支給されています。
その1つが「高齢者向け給付金(年金生活者等支援臨時福祉給付金)」です。
高齢者世帯の所得全体の引き上げや個人消費の下支えなどを目的とした給付金で、1人につき3万円が支給されました。
また、2019年からは「年金生活者支援給付金制度」も始まっています。
4. 「年金生活者支援給付金制度」とは
「年金生活者支援給付金制度」は、所得が一定基準額以下の方を対象に、年金に上乗せして支給するという制度です。
年金生活者支援給付金制度は、以下の支給要件をすべて満たしている方が対象となります。
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税
- 前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が87万8900円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は含まれません。
※2 77万8900円を超え87万8900円以下である方には、「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。
給付額については、月額5310円を基準に保険料納付済期間等に応じて算出されます。