1. 日経平均は欧米株高に沿って3日続伸

2024年9月20日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比568円58銭高の3万7723円91銭となりました。3日続伸です。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げを受けて欧米株式相場が上昇しています。前日のダウ工業株30種平均は最高値を更新し、ドイツなど欧州の株式指数も上昇しました。日本株も買われました。同日午前に日銀が金融政策決定会合を発表しましたが、結果は現状維持となり、大きなサプライズもなく、市場は織り込み済みでした。利益確定売りも出たものの、全般的に底堅い動きでした。東証プライムの売買代金は概算で5兆9244億円、売買高は23億5357万株でした。

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。23日は秋分の日の振替休日で東京株式市場は休場でした。23日の米株式市場でダウ平均は3日続伸し、前週末比61ドル29セント高の4万2124ドル65セントで終えています。連日の最高値更新です。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数も反発しました。日本株も週初から上値を狙う展開が期待できます。

23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前週末比30銭円高・ドル安の1ドル=143円5565銭で取引を終えています。FRBの利下げ観測から、円買い・ドル売りが優勢となっています。ただし、143円に近づくとドルの押し目買いも入り、円を売り、ドルを買う動きとなっています。

23日には立憲民主党代表選の投開票が行われ、新代表に野田佳彦元首相が選出されました。27日午後1時には自民党総裁選の投開票が行われます。同日は、結果をにらんで様子見傾向になることも考えられます。

イスラエルは23日、レバノン各地に大規模な空爆を実施しました。米欧の主要メディアによれば、490人以上が死亡し、1600人以上が負傷したとされます。地政学リスクの高まりや、米大統領選の結果も不透明ですが、それでも国内株については大きく下げる要因もないことから、引き続き堅調な動きになることが予想されます。

日本株も週初から上値を狙う展開が期待できます。

日経平均株価

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