5. まとめにかえて
今回は、60歳~89歳の「厚生年金と国民年金」の受給額について確認しました。将来迎える老後生活、公的年金の収入だけでは心もとないと感じた方は少なくないでしょう。
大切なのは収入と支出のバランスです。自身の年金受給額(見込み)は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」などで確認してみましょう。同時に、老後に向けてどれくらい生活費をダウンサイジングできるのかも試算してみてください。
収入ー支出がマイナスになったら、そこから最低限必要な老後資金を想定することができます。
「人生100年時代」と言われる現代では、「長生きリスク」も意識しておく必要があります。現役時代の早い段階で、老後について考えておきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
西村 翼