私たちの身の回りの商品やサービスの値段が上昇しており、家計に与える影響が日に日に大きくなっています。

帝国データバンクによると、10月の食品値上げは2911品目にのぼり、年内最大の値上げラッシュを迎えました。

年金を主な収入源とする65歳以上の世帯にも大きな打撃となっており、家計収支が赤字となっている世帯も増えていることでしょう。

本記事では、65歳以上・無職世帯の平均的な家計収支や、支出の内訳についてご紹介します。

また、記事の後半では老後の生活費の赤字を補う方法を解説しているので、老後に向けて今からできることを始めていきましょう。

1. 65歳以上「無職世帯」の家計収支は3万円以上の赤字

総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、65歳以上・無職世帯の家計収支は以下のようになっています。