2.4 毎月10万円

【シミュレーション結果】毎月5万円×3%×15年間

【シミュレーション結果】毎月5万円×3%×15年間

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

最後に、毎月10万円を積み立てた場合を確認します。

同じく利回りを3%と想定した場合、15年目には元本が1800万円、運用収益が470万円の合計2270万円が、運用資産額として見込まれます。

毎月10万円はハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、15年間という長期にわたって投資することによって、かなりまとまった老後資金を準備できる可能性があります。

このように、ただ預貯金として貯蓄していくだけでなく、比較的利回りの良い金融商品に積立投資することによって、ここまで効率的に資産運用を行うことができるということになります。

3. まとめ

年金の支給額が減少傾向にあることなどから、将来に不安を感じる方も多くなっています。早い段階から老後資金を準備する必要性が高まっていますが、そんな中で少額からコツコツ始められる積立投資に注目が集まっています。

今回紹介したように、新NISAの「つみたて投資枠」を利用することによって、年間投資枠120万円分、非課税で積立投資を行うことが可能なため、効率良くかつ計画的に老後資産を準備するためにも、新NISAを最大限活用し、積立投資を行ってみることをおすすめします。

参考資料

中島 翔