2024年6月から、定額減税により所得税や住民税の減税が実施されています。
ただし、定額減税を知っていても「調整給付金」は聞いたことがない人もいるかもしれません。調整給付金は、特定の条件を満たした場合に支給されます。
ただし、受け取るには申請が必要なため、知らないだけで数万円損する可能性もあります。
本記事では、定額減税の「調整給付金」についてわかりやすく紹介します。そもそも定額減税が何かについても説明するため、参考にしてみてください。
1. そもそも「定額減税」とは
まずは、定額減税についておさらいしましょう。
定額減税とは、納税者と配偶者を含めた扶養親族1人につき、2024年の税金が4万円（所得税3万円・住民税1万円）軽減されるものです。
例えば、会社員の夫と専業主婦の妻の世帯の場合、夫の2024年の所得税が6万円（3万円×2人分）と住民税が2万円（1万円×2人分）の合計8万円が減額となります。
また、会社員の夫と専業主婦の妻・小中学生の子ども3人がいる場合、夫の2024年の所得税が15万円（3万円×5人分）・住民税が5万円（1万円×5人分）の合計20万円の減額を受けられます。
扶養親族が多い世帯では、かなり減税の影響が大きくなります。
