2. 各都道府県の平均標高を見てみると…

都道府県の平均標高ランキング(低い順)

都道府県の平均標高ランキング(低い順)

出所:国土地理院「都道府県別平均標高(日本)」を参考に筆者作成

国土地理院が公表した「都道府県別平均標高(日本)」によると、平均標高が1番低い都道府県は千葉県の45mとなっています。千葉県には平野が多く、大きな山がないことが影響しているかもしれません。

千葉県の地形は丘陵・台地・平野の3つに分かれており、房総半島の中央山間部は県内では比較的標高が高い、鋸山・愛宕山・清澄山・鹿野山などの200~400m級の丘陵が連なっています。北部一帯には、下総台地と呼ばれる洪積台地、平野部分は利根川流域と九十九里沿岸からなり、東京湾の埋立地などの地域を含めると、低い土地は圧倒的な割合となるのです。

2番目に低いのは沖縄県の82m、茨城県の100mという順番となっています。選択肢にあった大阪府は5番目の143m、東京都は14番目の242mでした。

ちなみに、日本で1番「平均標高が高い」都道府県は内陸県である長野県の1132m。1番低い千葉県と比較すると、標高が約1000mも高くなっています。

両県は平均標高だけでなく、平均気温にも違いがあります。気象庁の平年値(1991年~2020年)を見ると、長野県の1月の平均気温はマイナス0.4℃に対し、千葉県は6.1℃。8月の平均気温は長野県25.4℃、千葉県27.1℃でした。

3. 千葉県の観光消費額は1兆4946億円

ここからは、千葉県の観光情報を紹介します。

千葉県は首都圏からのアクセスが良く、東京ディズニーリゾートをはじめ、マザー牧場や鴨川シーワールドなどのレジャー施設が豊富です。

2022年の千葉県への観光入込客数(実人数)は1億398万人。そのうち宿泊客は2156万9000人で、日帰り客は8241万8000人でした。

観光消費額は1兆4946億円で、観光消費額を元に推計した旅行・観光に関する経済波及効果は1兆6311億円。観光消費額単価は県外からの宿泊客で3万6224円、県外からの日帰り客で1万1287円でした。

3.1 調査概要

調査日:2024年9月11日
調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)

参考資料

小野田 裕太