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(初公開日:2023年9月6日)

夏が終わり、秋になりましたが、9月以降も地域によっては花火大会を実施するところがあります。真っ暗な空に色彩豊かな花火が打ち上げられる光景は、いつ見ても感動しますよね。

花火は見るだけで感動しますし、元気をもらえるものですが、実はストレス発散にも効果があるそうです。

花火そのものから開放感や明日への活力を得られるなど、花火は人の心身に大きなプラスの影響を与えてくれるとのこと。コロナが落ち着いてきた今、花火を楽しむことも経験しておきたいものです。

花火大会には屋台が出ているところも多く、せっかく花火を見るなら、出店で買う美味しいお好み焼きやお酒はつきもの。ただし、出店で買う食べ物は少し高いなとお財布が気になるところ。

特に、年金が生活を支える高齢者にとってはちょっとした出費も気になる存在です。今回は、今どきシニアの年金事情について詳しく解説していきたいと思います。

【注目記事】【厚生年金】8月15日の年金支給日に「30万円(月額15万円)」が振り込まれる人の現役時代の年収はいくら?

1.  年金制度は国民年金(基礎年金)と厚生年金の「2階建て」

簡単に、日本の年金制度について確認しておきましょう。

【写真1枚目/全11枚】日本の公的年金制度は「2階建て」

日本の公的年金制度は「2階建て」

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

日本の年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」の2階建てとなっています。

2階建てのうち1階部分にあたる国民年金は、原則、日本国内に住む20歳から60歳未満のすべての人が対象となります。

40年間すべての保険料を支払うと、老後に満額を受給することができますが、支払っていない場合には満額より減ることになります。

2階部分にあたる厚生年金の加入対象は、主に公務員や会社員などです。

パートの方でも適用事業所に勤め、一定要件を満たせば加入できます。

保険料は、給与や賞与などの報酬により計算されるため、人によって金額が異なります。

このような仕組み上、老後の厚生年金は、現役時代の加入期間や年収(報酬比例)によって個人差が大きくなります。