4.2 在宅介護を検討する

介護費用については、要介護等や介護する方の状況にもよりますが、在宅介護を選ぶことで介護費用を安く抑えやすくなるでしょう。

2021年の公益財団法人生命保険文化センターのデータによると、在宅介護の場合の介護費用の平均は4万8000円であるのに対し、施設は12万2000円となっています。

5. まとめにかえて

老後に必要となる貯蓄について、特に医療費や介護費に注目しつつ解説しました。

各機関のデータを見てみると一般的な家庭で必要な老後の貯蓄額は1500万円となりました。

しかし上記はあくまでも一般的な家庭の平均額であり、健康状況次第では高額な医療費や介護費が必要になってしまうことも考えられます。

本記事でご紹介した高額療養費制度や、在宅介護を検討する方法などを知っておくと、もしものときにも安心できるでしょう。

参考資料

逆瀬川 勇造