3. 子育て世帯にはに5万円の別途支給も
2024年度の新たな住民税非課税世帯への給付金の支給対象世帯のうち、18歳以下の児童（平成18年4月2日以降生まれ）を扶養している世帯に対しては、対象児童1人当たり5万円が別途支給されます。
武蔵野市では、給付金の案内はがきが届いた世帯は原則手続き不要で、はがきに記載された内容に基づき給付金が支給されます。しかし、支給要件確認書（青封筒）が届いた世帯は10月31日までに以下の方法で申請が必要です。
- オンライン申請フォームから申請
- 郵便で確認書を返送
郵便で確認書を返送する場合は、確認書に必要事項を記入の上、以下の4点が必要です。
- 支給要件確認書
- 振込先等確認書類貼付・代理権確認用紙
- 振込先金融機関口座確認書類の写し（コピー）
- 本人（代理人）確認書類の写し（コピー）
スムーズに給付手続きが進められるよう、必要書類はもれなく提出しましょう。
次章では、年金生活世帯に対する給付金制度についても詳しく解説します。
4. 要件を満たした高齢者世帯には「年金生活者支援給付金」で年金が上乗せに
年金生活者支援給付金は、先ほどの住民税非課税世帯等への給付金とはまったくの別施策となります。
「老齢年金（国民年金）」「障害年金」「遺族年金」を受給している人のうち、要件を満たした人が年金に上乗せして受け取れる給付金となっていますが、今回は「老齢年金生活者支援給付金」について解説します。
4.1 給付金額と対象者
＜給付金額＞
- 保険料納付済期間に基づく額（月額）＝5310円×保険料納付済期間／被保険者月数480月
- 保険料免除期間に基づく額（月額）＝1万1333円×保険料免除期間／被保険者月数480月
年金生活者支援給付金は、収入が87万8900円以下の非課税世帯の人に対して支給されます。 支給要件は以下の通りです。
＜支給要件＞
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者である。
- 世帯全員が市町村民税非課税である。
- 前年の年金収入金額とその他の所得の合計が87万8900円以下である※障害年金・遺族年金などの非課税収入を除く
※前年の年金収入金額とその他の所得の合計が77万8900円以下の場合、（1）老齢年金生活者支援給付金が支給され、77万8900円を超え87万8900円以下の場合には、（2）補足的老齢年金生活者支援給付金が支給されます。
この給付金は自動で支給されるわけではなく、申請が必要です。支給対象となった場合、年金事務所から申請書類が送付されるので、必要事項を記入して提出しましょう。
また年金生活者支援給付金は基準額はあるものの、個人差が大きい点にも注意が必要です。
