4. 差を埋める選択肢は、いくつも持っておこう
そもそも自分だけが働く必要もありません。忙しい日々の中では仕事ができる時間も限られていますよね。自分ではなく、「お金に働いてもらう」のも一つでしょう。
公的年金があまり貰えなさそうだと感じる方は、iDeco(個人型確定拠出年金)や個人年金保険などを利用して自分で老後の年金を準備することは必要でしょう。
また、預貯金も大切ですが、低金利の現代ではなかなか増えないのも事実。投資信託や保険、株式などに投資をして、お金を増やすことも考えてみてはいかがでしょうか。
資産運用となればそれ相応の知識も必要ですが、今は無料動画やオンラインセミナーなどで手軽に知識を得たり、わからないことを相談したりできます。そうして「資産運用のスキル」を身に着ければ、今はもちろん、定年後でも続けられるでしょう。
自分が働くのも良し、お金に働いてもらうのも良し。老後の少ない年金をカバーする方法は、いくつももっておくと安心です。自分に合った方法を考えてみてくださいね。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
- 厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
宮野 茉莉子