次の年金支給日は10月15日です。

高齢者の生活を支えるのに欠かせない年金ですが、実は気を付けたい「落とし穴」が存在します。

今回は年金にどういった落とし穴があるのかを解説し、後半では年金生活者に向けた給付金の情報も紹介します。

1. 公的年金の仕組みをおさらい

まず初めに、日本の公的年金の概要について振り返ります。

年金には国民年金と厚生年金の2種類があり、年齢を重ねて要件を満たすとその2つを同時に受給できます。

公的年金について図で表したのが以下です。

【写真全3枚中1枚目】公的年金の仕組み。2枚目、東京都における後期高齢者医療保険制度の保険料徴収について解説

公的年金の仕組み

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」

1.1 国民年金(1階部分)

日本国内に住所があり、かつ20歳以上60歳未満である場合は基本的に加入します。

被保険者には1~3号の3種類があり、その人の職業や続柄によっていずれかに振り分けられます。

1.2 厚生年金(2階部分)

会社員・公務員の方が国民年金と併せて加入します。

国民年金に加えて厚生年金の保険料も払っておけば、年金受給時に2階建て分の金額を受け取ることができるのです。

次の章では、年金の3つの落とし穴について解説していきます。