厚生労働省は2024年8月8日に「国民健康保険の財政状況について」を公表しました。

都道府県の財政や収納実態は、どのような状況になっているのでしょうか。保険料を負担に感じている方も多いと思いますが、収納率が高いかどうか気になるところです。

今回は、健康保険の財政状況について解説します。

記事の後半では、国民健康保険の保険料についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 保険料の収納率とは?

保険料の収納率は「調定額」のうち「収納済額」の割合を指します。

  • 調定額:納付すべき保険料として確定している金額
  • 収納済額:実際に保険料として納付された金額

収納率が高いほど、健全な財政状況といえます。

安定した財政運営をするために、収納率の向上が重要です。

とはいえ、自治体のなかには収納率の低下が問題となっています。