3. 実際に定年後も働く人はどれくらいいるのか

老後も働いた場合に年金が減額されるのかについてシミュレーションしましたが、実際に老後も働く人はどれくらいいるのでしょうか。

総務省統計局「統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者」によると、2022年の高齢者の就業率は65~69歳が50.8%、70~74歳が33.5%です。

多くの人が、65歳以降も働いていることがわかります。

4. 今から老後を考えよう

定年後も働くかどうかは人それぞれです。

貯蓄も受け取る年金も多い人は、無理をして働く必要はないでしょう。

一方で、十分な貯蓄がない人や年金が少ない人は、老後も働いて収入を補うことが必要です。

ぜひ、自分の老後生活を一度シミュレーションし、老後に働くべきかどうかを決めてみてください。

参考資料

苛原 寛